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関係を形成するとともに、必要な情報を住民のみならず様々な地域、機関などから入手することを容易にし、さらに入手した情報を既存の情報と併せて部署間において総合的、横断的に活用することによって業務の効率化、高度化を可能とするには、庁内の情報活用の環境の整備が必要になる。しかも、入手した情報について、必要に応じて関係部署間で効率的かつ円滑に調整を図り、その結果を効率的に、しかもタイムリーに住民等へ発信するためにも必要である。そのために、整備することが必要になる主な事項を整理した。
(1)情報の総合的、横断的な活用を図るための整備事項
?@パソコンの整備
職員に一人1台のパソコン環境を整備し、電子メールを職員一人ひとりが随時専有できるようにするとともに、行政情報のデジタル化、高度利用を図る上で必要である。
?A庁内ネットワークの整備
部署間で情報の総合的、横断的な活用を促進し、業務の効率化、高度化を図るためには、庁内ネットワーク(庁内LAN)を整備するとともに、インターネットとの相互接続について検討することが必要である。
?B情報システムの導入とデータベースの整備
既存の情報の有効活用及び部署間での情報の共有を考慮した情報システムの導入とデータベースの整備を推進することが重要である。
?C必要に応じた現行の業務処理等の見直し
住民サービスの向上、業務処理の効率化、高度化等を図るため、必要に応じた現行の業務処理等を見直すとともに、法令等の範囲内において、業務の性質に応じ、申請、届け出等の行政手続きの電子化について検討することが必要である。
(2)情報活用に係る権限と責任の明確化、及び行動規範の見直し
情報の活用に当たっては、庁内における情報の総合的、横断的な活用の観点と、住民と情報交換する際の情報の活用の観点から、情報活用に係る権限と責任の明確化、及び行動規範の見直しの検討が必要である。
(3)職員の情報リテラシーの向上
インターネットの全庁的な活用の観点から、電子メールやブラウザ等の操作方法などに関して全庁的な研修を継続して行うとともに、情報活用能力の育成や情報化に係る意識改革のための教育体制の充実などについて、様々な措置を講じる必要がある。
4−2地域における情報活用の基盤の整備
住民がインターネットを容易に活用できるためには、地域において情報通信基盤

 

 

 

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